KJ法を考察してみる

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「KJ法」というものを聞いたことはありますか?

 

Wikipediaで調べてみると

 

”KJ法(-ほう)は、文化人類学者の川喜田二郎(東京工業大学名誉教授)がデータをまとめるために考案した手法である。

 

データをカードに記述し、カードをグループごとにまとめて、図解し、論文等にまとめていく。共同での作業にもよく用いられ、「創造性開発」(または創造的問題解決)に効果があるとされる。”

 

とあり、発想を促す手法の1つとして定義されています。

 

一方、大学の講義や会社の研修で「分類」するための方法として紹介されているケースも多く、実際そのように理解されている方も多いと思います。

 

私自身も川喜田二郎先生の著書「発想法」を読み、先日参加したKJ法のセミナーに参加した感想としてはKJ法は「発想法」ではなく、

 

どちらかというと「分類法」に属する手法なのではないかという印象を持ちました。

 

KJ法とはどのようなものなのか説明をしながら、なぜそのような結論に至ったのか整理したいと思います。

 

KJ法とは問題定義するための手法なのでは?
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KJ法とはどのようなものか簡単に整理してみました。

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本を読んでいても理解できないのがこの「6」のプロセスであり、理由は問題定義するプロセスとアイデアを出すプロセスが混在しているためではないかと感じました。

 

アインシュタインの言葉に”If I had 20 days to solve a problem, I would take 19 to define it”(問題解決に20日かけれるなら、19日は問題定義(発見)に使いたい)

 

という言葉にあるように問題定義していく過程の中で。アイデアが副次的に生まれているだけで主体はあくまでも「分類・整理→問題定義」にあるのではと感じています。

 

まとめ
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KJ法を実際にトライしたわけではなく、本やセミナーによるインプットだけであり、実際にやることでKJ法は「問題定義するプロセス」ではなく「発想するプロセス」と理解できる時が来るかもしれません。

 

一方で、本の内容やセミナーの内容をとっても「分類する」ことに質・量ともに重きがおかれており、KJ法は「分類法」だと理解する人が多いというのは納得できます。

 

それは広め方の問題であり、「発想する」ことにもバランスを振り分けて伝えることをすれば、第一印象としての理解が変わるのだろうと思います。

 

また、今回触れませんでしたががKJ法における分類手法が非常にレベルが高く、熟練者のサポートなしでは習得が難しいプロセスになっています。

 

この辺りもここ40年間、一般的な手法に大きく広まりきっていない原因の1つだと思います。

 

質は非常に高いものを感じましたが、利活用にまで至っておらず勿体ないなという印象を受けました。

 

私みたいな人間にも使えるようにもっと身近にしてもらえるといいですね。

 

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masaki52

シスメックス株式会社 エンジニア   IT×グローバル×医療で世の中に貢献できるよう、日々奮闘中。 スポーツと海外旅行が趣味です。