観察のカガクVol.3 みる→やる

 

今回は、前回の中で収まりきれなかった「みる→かく」の続きから

 

観察のカガクVol.2 みる→かく

 

前回は観察したものを記述(解釈)することをしましたが

 

次は観察したものを分解して、情報の構造を把握します。

 

その練習として

 

 

を実施しました。

 

チラシをグループ化してどこにどのような情報がまとめられているのか整理をします。

 

私がやったのは京都の不動産屋のチラシを分析してみました。

 

 

このページのキーメッセージは真ん中にある

 

「当エリアは、京都四条センターが承っております。」

 

つまり、以下の2つの情報を提示しないといけません。

 

・該当するエリアはどこからどこまでなのか

 

・京都四条センターはどこに存在するのか

 

確かに上2/3で地図でカバー範囲が表現されていて

 

下1/3で営業所の情報および行き方が明記されていて

 

一見すると整理されているように見えますが

 

細かく見ると真ん中のキーメッセージの隣に

 

”「烏丸」駅 徒歩1分”や

 

カバーエリアの地図の中に京都四条センターの場所が明記されていたりと

 

情報の配置にまとまりがないことに気づく事ができました。

 

 

ITでいうと、Information Architecture の世界に近いのではないでしょうか。

 

このような情報の見方ができると、

 

感性で「なんかいいよね」という世界から

 

「XXが△△になってていいよね」というワンランク上の観察ができるようになります。

 

その次は情報の表現の話です。

 

芸術の授業などでは習うようですが、「記号論」という考え方があり

 

記号で表現する際の手段としては3つの考え方があります。

 

(出典:https://piktochart.com/semiotic-icon-index-symbol-1/)

 

「犬」を例にあげると

 

Icon・・・・対象物を直接表現するもの。犬のイメージそのものになります。

 

Index・・・対象物を連想させるもの。犬の場合は骨や犬小屋などがそれにあたります。

 

Symbol・・・「文字」などの慣習やルール、犬の場合は日本では「犬」、英語では「dog」

 

 

このように表現の仕方を理解しておくと、このイラストにどのような表現があるのか分解できます。

 

 

最後は今日の本題の「みる→やる」

 

人は視覚から情報を得ることがほとんどですが、

 

もちろん、視覚だけではなく視覚を除く五感でも情報を得ることができます。

 

そんなことを、以前読んだ本でも学びました。

 

目の見えない人は世界をどう見ているのか

 

「体験する」とは別の言い方をすると「視覚以外で対象物を感じる」と

 

いうことができるのではないでしょうか。

 

現場に行き、視覚以外の情報を手に入れます。

 

まさにそれは「主観」の世界であり、

 

何が正しい、正しくないという判断基準ではなく

 

その主観はこれまで自分の中に入れてきた経験によってアウトプットが「違う」だけなのです。

 

そのアイデンティティーがデザインの面白さでもあると思いました。

 

次回は一番楽しみにしているフィールドワークです。

 

つづく