Management 3.0 〜Management & Leadership〜

 

ここではこれまでのManagementの概念を振り返りつつ

 

新しいManagementの考え方について触れます。

 

Management 3.0とあるので、1.0, 2.0というものがあります。

 

まずそこから振り返ります。

 

Management 1.0

 

産業革命によって大量にモノを生産する場合に

 

その効率性を上げるために磨かれていったCommand-and-controlスタイルです。

 

新しい人が入ったり、交代になってもパフォーマンスを維持できるか

 

できるだけ標準化を行って単純な作業に落とし込んで生産性を上げていくことが目標とされ、

 

労働者が「機械」のように扱われる管理スタイルです。

 

昔はこんな作業も人間がやっていた時代のマネージメントの考え方です。。。

 

 

形は違えど、ひたすら生産性や営業目標などの数値をベースに

 

トップマネージメントやマイクロマネージメントをしている会社がありますね・・・

 

まさに「Doing the wrong thing」といえるでしょう。

 

Management 2.0

 

これが現代のマネージメントの中心となる考え方だと思います。

 

モノの生産が機械中心でできるようになり、売るだけでは儲けることができなくなってくると

 

マーケティングや販売に力を入れるようになってきたり、

 

モノではない、「サービス 」を商材としたビジネスが台頭してきます。

 

そうなると、問題解決・クリエイティビティ・イノベーションなどをキーワードに

 

仕事のやり方が高度化していき、「人」が資産であると考えるようになります。

 

そこで出てくる考え方が「モチベーション」、つまり「動機付け」です。

 

社員の「モチベーション」を上げるために会社毎にいろいろな制度がありますが

 

トップダウンでやっていることが多く、やらされている人も多いのではないでしょうか。

 

「Doing the right thing, but wrong」

 

これがManagement 2.0の状態です。

 

Management 3.0

 

Management 3.0では、トップダウンやマイクロマネージメントという考え方がありません。

 

つまり、階層のある組織構造ではないということです。

 

基本的な考え方が「内発的な動機付け」

 

ちょっと難しい本ですが、内発的動機の大切さに関する内容が書いています。

 

稲垣 佳世子,波多野 誼余夫 中央公論社 1989-01-01
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この内発的動機を高く持つことが自己組織化を生み出し組織全体を階層化することなく、

 

フラットにネットワーク化することができます。

 

内発的動機に基づいた仕事をすることで「楽しく」仕事をすることを可能にします。

 

マネージメントはその内発的動機を維持していくための環境づくりに注力します。

 

人をマネージメントするのではなく、環境(システム)をマネージメントするのが

 

Management 3.0の大きな特徴です。

 

分かりやすい例が、植物菜園。

 

我々は植物を1つづつ自分の思うように育てることができません。

 

我々ができるのは、きちんと育ってもらえるように土の肥料を充実させたり

 

定期的に日に当てたり水をあげたりして、その植物の生命力を最大限に活かせるような

 

外部環境を整えると思いますが、

 

「Doing the right thing」

 

まさにその関わり方がManagement 3.0です。

 

Management 3.0が最適なマネージメントではない

 

これまでManagement 1.0, 2.0, 3.0と紹介してきましたが

 

Management 3.0の考え方がすべて正しいわけではありません。

 

大量生産する業種にManagement 3.0を導入して

 

自己組織化しても人によって作る形や大きさが違っていたりと

 

目的に沿わない結果につながります。

 

この場合は旧来どおり、標準化をして誰が作っても同じアウトプットが出るような

 

マネージメントをしたほうが最適だというのがわかると思います。

 

Management 1.0だから、2.0だから古い・悪いということではなく

 

その仕事の特性に応じたマネージメントを選択すべきであり、

 

Management 2.0と3.0を組み合わせることもアリだと思います。

 

まとめ

 

 

最後に”manage”の語源を辿ってみます。

 

ラテン語で「手で馬を訓練する」という意味からきており、

 

鐙(あぶみ=騎手の足をかける用具)のない馬を素手で行きたい方向に駆り立てることだそうです。

 

「手」というのが重要ですね。決して「ムチ」ではなく、温かみを持った手で誘導するということです。

 

やっと語源に近い形に近づいてきたのではないでしょうか。

 

続く

 

ABOUTこの記事をかいた人

masaki52

神戸で働く、ITエンジニア   IT×グローバル×医療で世の中に貢献できるよう、日々奮闘中。 スポーツと海外旅行が趣味です。