神戸市・バルセロナ市連携 World Data Viz Challenge 2017

先日、神戸市とバルセロナ市が共催している「World Data Viz Challenge 2017 神戸ラウンド」にCode For Kobeのメンバーとして参加。今回はその振り返り。

 

このイベントの概要はこちらにあるとおり、神戸とバルセロナが連携した人材育成事業で、データの力で都市の課題を解決する力を強化していくためにデータビジュアライゼーション作品やアプリを募集し、参加者にピッチをしてもらうというもの。

 

僕は今回はこのイベントの司会を拝命を受けることになってしまい、参加者としてではなく運営側の立場で参加をさせてもらった。ミーティングでファシリテートはする事はあっても、こうやって何かのイベントの司会をやったことがなく、若干ビビり気味で参加・・・

 

僕の慣れない司会はよそに、イベント自体は良いコンテンツが満載であった。基調講演でもあった、バルセロナのICT戦略。バルセロナ側は都合によりビデオでの参加となったがビデオから伝えていただいた、市としてのOSであるSentilo  をベースに様々な市の情報を収集している取り組みは非常に興味を持たせてくれた、個別の仕組みではなく市全体として受入れることができる基盤があるのはすごく大きい。

 

それに合わせて神戸市のICT戦略の共有。NTT Docomoとのお子さんの見守りサービスや神戸マラソンの実証実験など、バルセロナ市と違って企業と協業しながら進めているのがバルセロナとの大きな違いである。バルセロナはデータアナリストを入れてバンバン分析をしていたが、日本は一部の企業でそうゆう動きはあるものの、公務員の領域まではそんな世界はまだ浸透してないのは理解してもらえるだろう。

 

だからといって神戸市は何をしていないわけではなく、フェロー制度で各企業に入り込んでもらったり、データ分析力強化のための職員向けセミナーもやっている。できることから少しずつ積み重ねている。この辺りはやはり市長がビジョンをどう持つのかが大きい。神戸市民の一人としてこのように将来に向けて投資をしてくれている事に対してはすごく嬉しかった。

 

あとは、NPO法人Mielkaの徐さんが話をされた議員ペディアがすごくデータが「見える化」されていて思わず見入ってしまった。こんなのが描画できる時代になっているのにまだまだ自身として活用ができていない・・・

 

 

肝心のピッチのほうであるが、大学生を中心に発想が柔軟な作品が選考後、2日間に渡りピッチされた。1つ1つの所感には今回触れないが、総じて感じたことは「まだまだ世の中アナログだらけ」。「Webサイトの構成」や「人口分布」など「名詞」系のものはデジタル化の余地はあるが、「住みやすい」とか「楽しい」などの「形容詞」系のものはなかなかデジタルにしにくい。だが、その難しさの中を挑戦している作品が多い印象を受けた。学生の参加が多く今後ブラッシュアップした作品が世に出て行くことが楽しみである。

 

ちなみに僕の司会業はこんな感じで、テーブル台にお菓子ありお茶ありとゆるりとやらせてもらった。白熱している中を時間の都合上遮る罪悪感や発表者が時間どおりに喋り終わらなくてビビリながら聞いていたりと、司会業の奥深さを感じさせてもらった。イベントは参加するよりも企画するほうが何十倍も自分のためになる。

 

 

あと、ツールとして役に立ったのはHackPad。ここに質問を書いて発表者や他の聴講者とディスカッションをする。僕もたまに覗かせてもらって質問の少ない時にピックアップして紹介させてもらった。これはかなりいい。来年度の「World Data Viz Challenge」が開催されれば今度は参加者として是非バルセロナへ行ってみたい。

 

おわり

 

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masaki52

シスメックス株式会社 エンジニア   IT×グローバル×医療で世の中に貢献できるよう、日々奮闘中。 スポーツと海外旅行が趣味です。