会社の中はジレンマだらけ

 

元々は下記の本を読んだのがキッカケで知った中原さん。これまであまり気にしてこなかった、人の学習・成長・コミュニケーション辺りの人材育成の分野でご活躍されている方で、すごくいい内容の本だったので、他の著書も深堀をしてみた。

 

中原 淳 英治出版 2011-02-08
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今回読んだのは「会社の中はジレンマだらけ」という本。

 

本間 浩輔,中原 淳 光文社 2016-04-19
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確かに職場はジレンマだらけである。例えば、成果を求めるのか育成を重視するのか、介護育児などの時短勤務者と通常勤務者の仕事のバランスや評価の仕方や若手とベテランの実作業量と報酬のギャップ感など数えるとキリがないし、もちろんこれという答えもない。

 

しかし、色々な考え方やそのパラメータ(環境)によって最適な判断をする必要がある。その判断をするためのベースとなる人材育成・組織論の考え方が整理されており、現場で適用できる考え方が至るところにある。どちらかといえば理論寄りのの中原さんと現場寄りの本間さんとの対談がそのバランスをうまくとってくれているのであろう。納得感がすごくある。

 

人材育成で大切なのは、管理することではなく、観察をしてフィードバックをしてあげること。管理する側は管理することでリスクを抑えるのではなく、リスクを取り信頼関係の中で仕事をすることが重要である。つまり「手を離して目を離さない」ということである。逆に管理する側もフィードバックをもらわないといけない、裸の王様になってしまう。

 

また、よく人材育成のプログラムが組まれることがあるが限界があるということ。今そこにあることから何を学び、行動をどう変えていくかが大切。要は目の前にあることを1つ1つ全力で取り組めば大枠は良いということだ。

 

個人的に印象に残ったのは、こうやって人材育成の話をしているとずっと人は成長し続けるような前提で考えがちだが、40歳を超えると「キャリアの下り坂」をどう下っていくかもしっかり考えないといけない。山登りをしている人ならわかると思うが上り坂とは又違う負担がかかる。

 

つまり、若い時代よりもさらに経験や機会を取りに行き踏ん張っていかないとゴロゴロと下り坂を転げ落ちてしまう。落ちていく体力をいかに維持し、凝り固まっていく考え方をいかにほぐしていく、つまり変化と学びを恐れずに会社員時代の後半を過ごしていけるかが重要なのである。その踏ん張りが大切なのだと感じた。

 

 

中原 淳 英治出版 2011-02-08
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おわり

 

 

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masaki

神戸で働く、ITエンジニア   IT×グローバル×医療で世の中に貢献できるよう、日々奮闘中。 スポーツと海外旅行が趣味です。