観察のカガクVol.5 みる→みる

 

観察のカガクの最終回のテーマは「みる→みる」

 

以下のように観察の手法としては3つあります。

 

 

収集的観察とは、テーマがある程度決まっていてそのテーマに沿ってひたすら収集します。

 

連想的観察とは、何かを見てそこから何かを引っ張り出すことです。

 

例えば、赤色のポストを見て、その色(赤)からXXXを考えてみる、

 

あの四角のカタチからXXXXを考えてみるなどです。

 

私が興味を持ったのは一番最後の反射的観察です。

 

言葉で表すと

 

「非言語知識を使って、造形的理解をする」

 

というのがしっくりきました。

 

下記が、言語的(論理的)および非言語的(感覚的)に観察するイメージです。

 

 

反射的理解とは非言語的な知識、つまり視覚や触覚で物事を理解していて

 

その知識を使って観察をし、非言語(造形)として理解します。

 

言葉に表せないのは、このプロセスの中に言語が挟まれていないのと

 

文字と視覚で見たものとでは圧倒的に情報量に差があるので、

 

言葉で表現できないというのが正しいのかもしれません。

 

芸術家の方が発想のプロセスをうまく言葉で表現できないのはそれが理由だと思います。

 

私のようなITをやっているような理系の人間と、

 

デザイナーとでは非言語知識が大幅に差があり、デザイナーはこの非言語知識が豊富にあります。

 

腕の良いシェフが、味の研究のために美味しいお店で味の研究に余念がないのと同じですね。

 

見たもの、経験したことのような文字以外のモノの蓄積から何らかの視点を引っ張り出して

 

それと観察物と比較をして、非言語的なアウトプットを出すというのが右脳の役割であり

 

右脳で考えることを、そもそも左脳で考えて落とし込むことがナンセンスで

 

UXやデザイン思考を勉強しても根本的な学習になっておらず

 

物理学者が足し算→掛け算→方程式→微積分→物理学→・・・と積み重ねてきたように

 

言語的知識の世界からデザインの世界に足を踏み込もうとすれば

 

視覚の以外の「体験」の蓄積を意識してやらないといけません。

 

 

こうしてみると、右脳、左脳関係なく良いアウトプットを出すためには

 

そもそも良いインプットがないとダメだということだと思います。

 

私は普段は左脳中心思考ですが、右脳を強く使ってデザインする人たちの思考を見る事で

 

自分の考え方にインスピレーションを与えてくれることがあります。

 

遠いようで近い領域を勉強することほど刺激的なことはありません。

 

今回もとても良い勉強になりました。

 

ABOUTこの記事をかいた人

神戸で働く、ITエンジニア   IT×グローバル×医療で世の中に貢献できるよう、日々奮闘中。 スポーツと海外旅行が趣味です。