スクラム開発は顧客との「共創」プロセス

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冬の話になりますが、スクラム道関西 presents Scrum Boot Camp OSAKA 2016 Winterに参加しました。

 

アジャイル開発の1つである、スクラム開発と呼ばれる開発手法のワークショップとなります。

 

システム開発にも色々な手法がありますが大きくウォーターフォール型とアジャイル型に分かれます。

 

簡単にいうとウォーターフォール型は最初に要件をすべて洗い出してから開発するのに対し、アジャイル型は優先度の高い要件から順に幾つか開発を分けて進めるやり方になります。

 

今回のスクラム開発はアジャイル型開発技法の中でもチーム一体となってプロジェクトを遂行して行くことに重点を置いている、という特徴があります。

 

これまでウォータフォール型による開発の経験はあるものの、アジャイル型の経験はなく

 

去年「SCRUM BOOT CAMP THE BOOK」を読み、実際にどのようなものなのか興味を持ったのがワークショップ参加のキッカケにとなり、今回のワークショップを通して「気づき」を得ることができたので整理したいと思います。

 

 

失敗を許容する
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システム提供者(直接の顧客)の側に立つと、一生懸命考えたビジネスモデルがシステム利用者にハマらなかったり、開発に時間がかかりリリースした時には時代遅れになっていることも多々あります。

 

それは昨今、社会環境が複雑化するにつれてビジネスも先が読めない、また変化のスピードも上がってきているからです。

 

そのようなビジネス状況の中で大切なことは、失敗があることを受け止め、いかに失敗のコストを小さくするかがポイントになります。

 

 

では、どのように失敗のコストを小さくするかということですが下記の2つのポイントにフォーカスすることだと思っています。

 

・失敗の範囲を狭くする

 

・失敗の見極めを早くする

 

実はこの2つのポイントをアジャイル開発は抑えてくれています。

 

開発を優先度順に複数回に分割し開発することで、主要機能のコンセプトに問題がある場合も他の機能を作る前に早く気づくことができ、また後戻りのボリュームを小さくすることができます。

 

顧客と共創する
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冒頭でお伝えした通り、スクラム開発はチーム一体となった開発プロセスを強みにしています。

 

詳細なプロセスは今回は割愛させてもらいますが、プロダクトオーナー(顧客)と要件の重要度(ゴール感)をメンバーとプランニングをし、

 

日々の進捗を共有したり、段階的に作ったものを顧客も交えてレビューをすることでチームメンバー全員が正しい方向を向いて進めているかを確認します。

 

さらに開発の区切りの終わりには関係者間で良かったこと、問題点、挑戦したいことをメンバー全員で出し合い、次のサイクルでは高い価値を生み出せるように振り返りをします。

 

このように顧客とインタラクティブに対話することで、顧客は自分の要望が伝わっているのか確認することができ、開発メンバーは自分がシステムを作ることで何を解決しようとしているのか前向きに開発ができるようになり、

 

開発メンバーからも色々な提案が出る中で、改善が繰り返され最終的にアウトプットの品質が上がっていきます。

 

決まったものを「受託」するのではなく、顧客の真意が何かを見定めそれに向けて「共創」するという考え方です。

 

ちなみに、僕が今勉強している「デザイン思考」とアジャイル開発でもこの「スクラム開発」は人間中心設計に沿ったプロセス思考になっています。

 

まとめ
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ビジネスのスピードが速い分野やビジネスモデルが頻繁に変わるような分野における開発はアジャイル型が、

 

会計処理などもうほとんど確立されたような業務や既存のシステムの置き換えなどはウォーターフォールモデル型が適しており

 

どちらが良い、悪いというのではなくプロジェクトの特性によって使い分ける必要があるということです。

 

今後は何かをインプットするということよりも、早く実際に使ってみて自分なりに検証してみたいと思います。

 

話はそれますが、参加したワークショップはきちんと準備されていて時間もあっという間に感じることができました。

 

一方、次の日に業者による社内セミナーがあり、それは学校の授業と同じでほとんど一方通行のものでついつい寝てしまうほどのものでした。。。

 

「伝える」重要さにも触れることができた、非常に良いワークショップでした。

 

 

 

ABOUTこの記事をかいた人

神戸で働く、ITエンジニア   IT×グローバル×医療で世の中に貢献できるよう、日々奮闘中。 スポーツと海外旅行が趣味です。