UX(ユーザー体験)概論〜UXデザインの基礎を学ぶ〜前編

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IDEOの方のお話を伺った去年の夏頃から「UX」というものに興味を持って勉強しています。

 

今回はこの分野で活躍されている浅野さんという方が大阪で10回に分けてワークショップをされるということで

 

そのイントロダクションのセミナーに参加してきました。

 

まず、UXとは「ユーザーが製品やサービスの一連の体験(購入・利用・所有)を通じて感じることのできる知覚と反応(気持ちいい、嬉しい)」

 

というもので概念的に近いものになります。

 

そのUXを創出するためのアプローチが下図のように構成され、自分の仕事のシステム開発の分野においては「アジャイル開発」、

 

個人的に勉強している「デザイン思考」はHCD(人間中心設計)の中の1つになります。

 

 

印象に残った点はバラバラとなってしまいますが整理してみました。

 

「考える」から「感じる」ことへの転換
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法律、会計や工学系の分野などについては、まず僕たちは本やセミナーを通して「知識」を得たり、演習や資格試験を取るなどして「技術」を身につけ、最終的に実践を通してエキスパートになっていきます。

 

一方、UXの分野については人がどうゆう気持ちで製品・サービスを使うのかという部分を「察知」したり、これまでとは違う視点で物事を見るなど

 

知識・技術に加え、「感じる」というどちらかといえばアーチストやデザイナーに近い感覚を持ってアプローチしていく必要があります。

 

講義の中では「プリコラージュ」と表現されていました。

 

プリコラージュとは「理論や設計図に基づいて物を作る「エンジニアリング」とは対照的なもので、その場で手に入るものを寄せ集め、それらを部品として何が作れるか試行錯誤しながら、最終的に新しい物を作ることである。」

 

とあり、例えば成人である僕たちはコーラの瓶は「コーラを入れるもの」にしか見れませんが、

 

子供は柔軟な発想から我々が思いもしなかった遊び道具に応用したりしていくことができます。

 

これらは人間が本来もっている「野生の思考」でしたが産業革命以降、我々は物事を分業化・効率化し生産性を高めることをして豊かになり、

 

その代償として物事の本質を見極める力が弱まっている、使う必要がない状況になっているのだと思います。

 

ではこの「感じる」力を取り戻すためにはどうすればよいのでしょうか。

 

普段の生活に「慣れる」と終わり

 

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毎日、同じルーチンで同じ人たちと同じような仕事をし、仕事の後は行きつけのお店で同じ料理を飲み食いするような刺激のない、「慣れた」生活は送っていませんか?

 

確かにこのような生活は心地よく、このままずっと続いて欲しいと思わせる一方、「野生の思考」をどんどん低下・停止状態にさせていきます。

 

その結果、何のためにこの仕事をしているのか、そもそもこの仕事のゴールがどこなのかさえもわからないまま

 

言われたままに仕事をしてしまい固定観念に縛られた頭の固い人間になっていってしまいます。

 

みなさんの周りにも少なからずおられるかと思います。

 

そうならないためにも普段の生活が重要で、同じ会社でない人と交流するなど付き合う人を変えてみる、少し違ったアプローチで仕事をしてみる、いつもと違うお店で食事をするなど

 

ルーチンから抜け出すことを意識して、常に脳に刺激を与え続け多様な学びと視点を持っことで「野生の思考」をキープし続けることができるのだと思います。

 

まとめ

 

3755.UX

(参考:http://www.infragistics.com/community/blogs/gradientgirl/archive/2015/04/23/three-ios-ux-elements-to-use-in-your-app.aspx)

 

今回まとめてみたことは、UXの方法論ではなくUXに取り組むにあたっての考え方を整理してみました。

 

結果、UXは工学的な思考・論理の要素とアート的な知覚・感性の要素が組み合わさった概念であり、

 

右脳と左脳をバランスよく使わないといけないものだということが整理できました。

 

最近、エンジニアとデザイナーの垣根がなくなってきているというのはこのような流れからきているのだと思います。

 

後編は少しUXの方法論に触れた内容を整理してみたいと思います。

 

続く

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ABOUTこの記事をかいた人

神戸で働く、ITエンジニア   IT×グローバル×医療で世の中に貢献できるよう、日々奮闘中。 スポーツと海外旅行が趣味です。